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インフルエンザ予防に口腔ケア?!
副院長の赤倉です。
先日、「あいうべ体操」で有名な今井一彰 先生 の勉強会に参加し
「息育指導士」を取得しました。
口呼吸がお口の中にもたらす影響は存じあげていましたが、、
人の本来の鼻から呼吸をすることの大切さ、体の免疫力を実感いたしました。
さて最近、インフルエンザが流行してきていますね。
幼稚園や学校でも学級閉鎖のところもでてきました。
そこで、今回は「インフルエンザ予防」について書きたいと思います♪
「インフルエンザ予防には口腔ケア?!」
インフルエンザの発症には当院の皆さんもご存じの歯周病菌が関係しています。
実は、歯周病菌が出す酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)がインフルエンザウイルスのお手伝いをしています。
また、歯周病菌由来の酵素は抗ウイルス薬で抑制できないので、
口腔内を不潔にしておくとインフルエンザ感染をさらに助長してしまいます。
ですから、、
細菌のコントロール(お口のケア)をすることで
インフルエンザウイルスの感染を軽減することができるのです。
また、インフルエンザウイルスは常在細菌の存在する鼻腔・口腔から感染します。
鼻腔には、線毛が存在しゴミやアレルゲンを除去してくれる働きがあります。
しかも、15㎛までは完全に除去ができます。
インフルエンザウイルスは0.1㎛と小さいのですが
空気が乾燥をしてしまうと線毛の動きは弱くなってしまい
ウイルスが侵入しやすくなってしまいます。
そして残念ながらお口には、線毛のような機能は備わっていません。
お口をポカーンとあけてお口で呼吸をしていると、免疫作用のある唾液もでなく
お口の中が乾燥してしまうことで口腔細菌も増え、
さらには直接体内にウイルスやアレルゲンが取り込まれてしまうのです。
まだまだ、これからも寒い時期が続きます。
「うがい・手洗い・マスク・加湿・十分な睡眠と食事」に
「口腔ケアとお口を閉じてお鼻で息をする」ことも取り入れ
残りの寒い冬をみんなで元気に乗り切りましょう!!