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なぜスウェーデンは“歯科予防先進国”として注目されているのか?日本との違いを探る 最終回「残存歯数の比較」と「歯科医院に通う目的の違い」

2025年11月18日 [ブログ]

こんにちは!歯科衛生士の榮です😊
大矢・岩村・榮の3人でお伝えしてきたシリーズもいよいよ最終回です。
スウェーデンが予防先進国なのは皆さん前回まででご理解いただいてますね!?
まだの方はお読みいただけたらと思います!

 

第1回では「毎日のセルフケアの違い」、
第2回では「砂糖摂取量」についてご紹介しました!
そして最終回は「残存歯数の比較」と「歯科医院に通う目的の違い」についてお話します。

 

~日本とスウェーデンでの残存歯数の違い~
残存歯数と聞いてピンときますでしょうか?
もしかしたら8020運動は聞いたことあるかもしれません。
「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。
20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
今お話している歯、食事してる歯、笑う時に見える歯を当たり前に残して、

楽しく充実した生活を今後も送りたいですよね。

最近日本でも年々自分の歯を保っている割合は増えていますが、60代後半から段々と減り
80代の残存歯の平均は、
スウェーデンでは21.1本、日本では約17本と差が生まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(出典:日本歯科医師会「8020推進財団」・スウェーデン歯科学会データより)

 

年齢が上がるほどスウェーデンとの差が開くようです。
スウェーデンは年を重ねても歯を失いにくい国、
日本はトップクラスの長寿国にも関わらず、歯を失う国…この差がうまれるのはなぜなのでしょうか。

 

~歯科医院に通う目的の違い~
スウェーデンでは、歯が痛くなる前に通うのが当たり前といわれています。
そのため定期検診受診率は約90%で、国全体で「歯科医院=健康を守る場所」という認識が根付いています。
日本の定期検診受診率は、2009年の34.1%から2022年には58%へと大幅に上昇しています。
(参考:厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査報告」)

この背景には、口元の美しさや健康の意識向上、予防歯科への意識が高まり、受診意欲向上につながったと考えられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも日本では受診率はまだ6割に満たず、約半数近くの方が「歯科医院=痛くなったら行く治療の場」という考え方が多く、
歯を維持するため・守るための通院習慣が十分に定着していないのが現状です。
そのため、定期検診の目的や受診率が残存歯数に影響を及ぼしてるのではないでしょうか。

 

歯を守る効果的な予防には、セルフケアも大切ですが、予防のために歯科を受診する習慣が必要なのです。

 

ちなみに、冒頭の「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」というお話ですが、
上下左右の奥歯が2本ずつなくても20本残ってる、ということなんです…。
そんな20本でもあなたはいいですか…?
これからの予防は『80歳で何本残すか』ではなく『1本も失わないためにどう行動するか』です!

 

当院はKEEP28(永久歯は全部で28本)を目標に掲げているオーラルフィジシャンがいる歯科医院です。
スウェーデンの診療モデル「メディカルトリートメントモデル」に則った診療をする医院
で、予防のために定期受診し、これからの未来のご自身の歯を守りませんか。

 

「メディカルトリートメントモデル」とは何だろう…という方は以前のブログをぜひご覧ください。

 

「治す」から「守る」へ。
きっと日本でも同じように歯を守ることができると思います。
できるだけあなたの歯を一生使えるように。
そうだよな…と思ったあなた、ぜひいらしてください!