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虫歯について
こんにちは!
歯科衛生士の岩村です。
今回は虫歯についてお話させていただきます。
医療が進歩するのと同時に、歯科の分野でもたくさんの研究が進んでいます。
そこで今回は、最新の研究結果をもとにした虫歯の仕組みやリスクについてお伝えしま
す!
●虫歯とは?
昔、虫歯は特定の細菌に感染することで起こる病気だと考えられていました。
そのため、虫歯の部分を削って詰める治療が一般的でした。
しかし、最新の研究結果では虫歯は特定の細菌だけが原因ではなく、いくつもの細菌やお
口の環境が関わり合って起こる病気とわかってきています。
つまり、虫歯は感染症ではなく非感染性の病気と考えられるようになりました。
そのため、ただ削って詰めるだけでなく、今は虫歯を進行させないようにコントロールす
ることが大切なのです。
●虫歯の進行の仕組み
食事をすると、お口の中に糖や炭水化物が入ります。
歯に付着したプラーク(バイオフィルム)にいる細菌は、糖をエサにして酸を作り出します。
この酸によってお口の中が酸性になり、歯の表面からカルシウムやリン酸などのミネラル
が溶け出す(脱灰)現象が起こります。
一方で、唾液には酸を中和して歯を修復する再石灰化の働きがあります。
しかし、脱灰の時間が長く続くと虫歯が進行してしまいます。
そのため、毎日の歯磨きでプラークをしっかり落とすことがとても重要です!
●虫歯の原因とリスク
虫歯の発生にはいくつかの要因が関わっています。
・プラーク(バイオフィルム)
・細菌の種類や数
・食生活の習慣
・唾液の量や質
・フッ素の使用
これらのリスクは人によって異なります。
「自分は虫歯になりやすいのかな?」
と気になる方も多いのではないでしょうか?
当院では虫歯だけでなく、歯周病や噛み合わせも含めたトータル診断を行い、お口の状態
に合わせたセルフケア方法や定期管理をご提案しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
気になることがあれば、お気軽にご相談ください♪