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必須①:ブルーラジカルP-01について

2024年07月03日 [ブルーラジカルP-01について]

テレビ放映を受け、ただいま多くの方からお問い合わせを頂いておりますが知識の普及と正しい理解のために当院での考えと治療に関してご説明申し上げます。

 

<⑴歯周病について>

歯周病とは、歯と歯ぐき(歯肉)の隙間(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こした状態(歯肉炎)、それに加えて歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう状態(歯周炎)を合わせて、歯周病といいます。また、歯周病にはステージⅠ〜Ⅳと進行ステージがあり歯周病を引き起こしている根本的な原因と口腔内の現状を診査・診断する必要があります。さらに慢性疾患であるため、歯周病治療は初期治療(セルフケアなどを含む)からきちんと行わないと進行を緩やかにすることはできません。

 

<⑵ブルーラジカルp-01ついて>

ブルーラジカルは、3%過酸化水素水を405nmの青い光で分解し、フリーラジカルを発生させ、このフリーラジカルが細菌を酸化障害することで殺菌します。また、チップが超音波振動することにより物理的な歯石、プラークの除去機能もあります。 治験において「歯周病が治る」と言う事を認められた理由は、この強い殺菌力と歯石・プラーク除去により排膿や炎症などの臨床症状が消失し、歯周ポケットが浅くなったという結果報告があったからです。軽度の動揺歯は揺れがおさまる可能性も高まりますし、膿が止まる可能性も高くなります。それにより、歯周組織の状態が、破壊され続けている状態から安定した状態になる可能性が従来の超音波による洗浄などと比較した場合効果が高くなります。

 

<⑶当院の考えについて>

当院でのこの治療器の位置付けとしては高い殺菌力により、歯周病の進行に対して、従来の治療法(超音波など)と比較すると進行にブレーキをかけることができる治療器ではあるが歯周病を完全に治したり、ゼロになってしまった歯周組織を再生(骨を再生するなど)するものではないと捉えております。歯周病にはステージⅠからⅣとステージがあり、他院にて抜歯の適応と診断を受けている歯に関しては、進行状態が重度でありそのような歯を保存可能か否かは一概に言うことができません。

歯周病に対しては現歯科医療も完全治癒(健全な状況に戻す)させるには難しい状況であることは変わりありませんがこの治療器は世界的で初めて菌に対して高い攻撃力を持つことが実証され厚生労働省により認可がおりた治療器であり、治療方法の手段の一つとして有用であることは付け加えさせて頂きます。

最後に、ブルーラジカル歯周治療(保険適用外)は高度な技術、施術計画を要するため、いきなり施術を行うことはできません。当院での、歯周基本治療(初期治療)が可能な方は、まず患者様のお悩みをお聞きし歯周病の状態を正確に診断し、最適な治療計画を立てる必要があります。精密検査後にお悩みに沿ったプラン・料金などをお伝えしますので検査費用などはお問い合わせください。

<かかりつけ歯科医院がない・歯周病治療を受けたい方>

お口は歯周病だけではなくむし歯や噛み合わせから引き起こされることもあります。

ご自身の精密な現在の口腔内の検査を受け根本的な原因から現状を把握することがお口の健康を維持・延命させる入り口になり当院では、0歳から高齢の方まで健康を維持するためのサポートをチーム医療にて提供させて頂いておりますので、ブルーラジカルの治療希望の有無に関わらず かかりつけの歯科医院がなくお困りの方・歯周病か不安などがありましたら遠慮なく当院にご相談ください。